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221 お雑煮ワールドが面白い

こんにちは 梶田りえ(かじたりえ)です。

兵庫県の伊丹市で

女性専用のパーソナルトレーニング指導を行っています。

お正月と言えば
お雑煮!
あなたはお正月にお雑煮を食べましたか?

あなたのおうちのお雑煮は
どんなお具材が入っていますか?
醤油味のお雑煮のイラスト

お雑煮って日本のどこでも
食べられているお正月の
代表選手ですが、
地域や家庭によって
具材や味付けが違っていて
驚きの連続です。

今回は、このお雑煮の地域差に触れながら
食事と健康についてお伝えしたいと思います。

お雑煮のいろんな地域性

一般的にお雑煮とは
餅の入った汁物
雑煮と呼ばれていて
主に正月などハレの日に食べられます。

日本各地のお雑煮
味付け・具材・そしてお餅の形など
本当に聞いてみてびっくり!
驚くほどさまざまです。
当たり前だと思ったいたものが
実は隣とは違っていたなんて
なんだか面白いですよね。

私のおうちのお雑煮はすまし汁。
具材は大根、人参、鶏胸肉で
そして飾りにかまぼことほうれん草
最後に柚子の皮を添えたら
出来上がりです。
このお雑煮が子どもの頃から
ずっと慣れ親しんだ味で
私にとって「お雑煮」と言えばこれ。

両親は二人とも鳥取県の出身ですが
どちらかというと
関東風に近いのかもしれません。
本籍が東京たっだので
祖父母の影響かもしれません。

関東地方:すまし汁が基本

関東のお雑煮は私の家と同じように
すまし汁が一般的です。
昆布や鰹節でだしを取って
醤油で味を調えたすまし仕立てが主流です。

江戸時代の武家社会では
「勝負に味噌をつける」
(勝負に負けて評判を落とす)
という言葉から味噌仕立てを避けた
といわれています。

具材は鶏肉や椎茸、にんじん
小松菜など彩りよく盛り付けます。
醤油を使った透明な出汁に
大根や人参、鶏肉が入ることが多くて
焼いた角餅を入れるのが特徴です。
すっきりとした味わいで
飽きずに食べれます。

関西地方:白味噌仕立てが主流

関西地方では、白味噌仕立て
お雑煮が主流です。
中でも大阪は
「商い」=「飽きない」ように
元旦は白みそ、2日目は味を変えて
醤油仕立てのすまし汁にする風習もあるそうです。
実際、お客様に聞き取りをしたら
本当にそんな方が数多くて
驚きました。

お餅だけでなく具材もすべて
丸くきれいに形を切りそろえるのが大阪風
「角を立てず、丸く収まるように」
という意味が込められています。

名古屋:すまし汁が基本

名古屋では、かつお昆布だしのすまし汁
お雑煮が主流だそうです。

味噌をたくさん使って
具材も何かと載せていそうな
そんな名古屋のイメージからは
想像ができないほどシンプルです。
具材は餅ともち菜を添えて
仕上げにかつお節を加えるものです。

もち菜は小松菜の小さいバージョン
しかし小松菜とは異なる品種です。
もち菜を入れるのは
「名(菜)を持ち(餅)上げる」
という家名向上への縁起担ぎの意味が
込められていたためと言われています。

■雑煮の具材に込められた意味

具材に込められた意味は以下の通りです。

全国的にだしや具材に使われることが多い鶏肉は
「福を取り(鶏)入れる」という意味
があります。商用フリー・無料イラスト_縁起物_打ち出の小槌のイラスト_ ...

●さといも 子芋をたくさんつけることから
      子孫繁栄を願う意味があります。
●人参   赤い色が魔除けの効果を持つとされ
      邪気を払う意味があります。
●大根   角を落として角が立たないように
      丸く切ることで、
      家庭円満を祈る意味があります。
●かまぼこ 紅白の色合いが祝いの席にぴったりで
      特に紅色は魔除け白色は清浄を象徴します。
●小松菜  鮮やかな緑色が生命力や成長を象徴し
      新しい年の繁栄を願う縁起物とされています。
●水菜   その瑞々しさから
      生命力や成長を願う意味が込められています。
ほうれん草 特定の縁起や意味はないようですが
       ほうれん草の鮮やかな緑色が
       料理に彩りを添え、栄養価も高いため
       お雑煮の具材として広く用いられています。

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関東地方ではほうれん草や小松菜などが
使われることが多く
水菜は全国的に使われるわけではなく
近畿地方で特に多いようです。

「伸びる」という特徴が
長寿や繁栄を表すとされています。
また餅は粘りがあり、力強さの象徴とされます。
そのため、健康で力強く生きる願いが
込められています。
餅つきをする、蛇のキャラクターの無料イラスト / イラストセンター
こんなの知っちゃったら
お雑煮を改めて食べたくなっちゃいますよね。

お雑煮から考える健康と栄養

お雑煮の具材と栄養のバランス
お雑煮に入れる具材は、
その土地や家庭の文化だけでなく、
栄養バランスにも影響します。
たとえば、わたしのお雑煮の具材を
見てみましょう

●大根・人参
冬の旬野菜で、ビタミンCや食物繊維が豊富です。
体の免疫力を高めるだけでなく、
腸内環境を整えてくれるので、
ダイエットや美肌にも効果的!

●鶏胸肉
高タンパクで低脂肪。
運動後の筋肉の修復や成長に
ぴったりの食材です。特に女性は、
加齢とともに筋肉量が減少しがちなので、
日常的に取り入れたい食材のひとつ。

●かまぼこ
見た目が華やかで、
お正月らしさを感じさせるだけでなく、
魚のたんぱく質が手軽に取れる食品。

●ほうれん草
鉄分や葉酸を含む緑黄色野菜。
貧血予防やエネルギー代謝を
サポートしてくれます。

●柚子の皮
柑橘系の香りは
リラックス効果があると言われています。
また、柚子にはビタミンCも豊富で、
疲労回復や風邪予防にもぴったり。

こうして見てみると、
わたしのお雑煮は
「おいしいだけでなく、栄養面でもバランスが良い!」
と気づきます。
お母さんありがとう♪
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まとめ

お雑煮ワールドって地域や家庭ごとで
いろんな具材や味付けがあって
面白いですよね。
炭水化物(餅)、タンパク質(肉や魚介類)
ビタミン・ミネラル(野菜やだし)を
一度に摂取できるバランスの良い食事です。

お正月だけでなく
寒いこの時期の食卓にも取り入れて
時短で健康的な食生活を
楽しんでみませんか?

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