こんにちは 梶田りえ(かじたりえ)です。
兵庫県の伊丹市で
女性専用のパーソナルトレーニング指導を行っています。
前回、ヒップラインが崩れてしまうのは
どうしてなのか?
というお話でした。
前回のお話はここをクリック
そしてヒップラインに関する
筋肉については
ここをクリック
長時間座りっぱなしだったり
崩れた姿勢でいると
お尻周辺の筋肉が
使われないことが多く、
筋力が衰えてお尻がたれるのを
加速させてしまいます。
また、脚を組んで座っる癖がある人は
骨盤に歪みが生じてしまって
お尻周りの筋肉を支えられなくて
これもまたお尻がたれる原因となります。
今回はもう一つ忘れてはいけない
ヒップラインを綺麗にするために
重要な筋肉についてのお話です。
◆ヒップアップで忘れちゃいけない筋肉
綺麗なヒップラインにするためは
お尻の筋肉以外にも
忘れちゃいけない筋肉があります。
ハムストリングとは、
太ももの裏側に位置する
●大腿二頭筋(だいたいにとうきん)
●半腱様筋(はんけんようきん)
●半膜様筋(はんまくようきん)
という三つの筋肉の総称です。
ハムストリングは
「足を後ろに引く動作(股関節伸展)」
「膝を曲げる動作(膝関節屈曲)」
が重要な仕事です。
走っている際に立ち止まる
(ブレーキをかける)動作もしています。
◆ヒップアップとハムストリングスの関係
綺麗なヒップラインにするためは
大殿筋は筋肉の繊維が
“斜め方向”に走っていますが
ハムストリングスは
“上から下に縦方向”に走っています。
そのためハムストリングスを鍛えることで、
お尻と太ももとの境目が出来て
お尻から脚にかけて
引き締まったきれいな
下半身のラインが手に入ります。
ハムストリングスは
お尻の筋肉をサポートする役割もあるので
鍛えることでヒップアップ効果が期待できます。
たまハムストリングスの衰えてしまうと
足が太く見えたり
お尻が垂れるなど下半身太りの原因に。
そしてハムストリングスが縮まって
固くなってしまうと
これもお尻が垂れてしまいます。
その理由は、
ハムストリングスは坐骨についているので
固くなるってしまうと
骨盤を下に引っ張りってしまって
骨盤が寝て腰が丸まると
骨盤が前方に移動します。
すると太ももの前が突っ張って
太ももの前ばかり使うようになり
お尻の使えなくなるため、
お尻がたるんでしまいます。
◆わかりやすくハムストリングスを知る
ヒップアップとハムストリングスの
関係がわかったところで
詳しくハムストリングスについて
お話します。
これを知ることで
前回話した【意識性の原則】
刺激する筋肉を意識して動かすことで、
トレーニング効果を高める事ができますよ!
●大腿二頭筋
大腿二頭筋は、太ももの裏側にある
ハムストリングスの中でも
最も大きな筋肉です。
「長頭」と「短頭」という
二つの部位から構成されていて
その両端は座骨結節(骨盤の下側)と
腓骨(膝から足首までを構成する外側の骨)
に付いています。
大腿二頭筋の短頭以外は
股関節と膝関節をまたぐ二関節筋です。
大腿二頭筋は、主に膝関節を
曲げたり外側にねじったり
足を後ろに伸ばす仕事が担当です。
●半腱様筋
半腱様筋は太ももの裏側に位置していて
内側に位置します。
股関節と膝関節をつないでいる筋肉です。
坐骨結節(骨盤の下側)の内側面から
脛骨粗面の内側に付いています。
主に膝関節を曲げたり内側に捻るや
股関節を内側にねじる仕事や
足を後ろに伸ばす仕事をしています。
●半膜様筋
半膜様筋は太ももの裏側にあって
内側に位置し、半腱様筋に覆われています。
半腱様筋と同様に、
股関節と膝関節に付いている筋肉です。
坐骨結節(骨盤の下側)から
脛骨内側踝(くるぶし)に付いています。
主に膝関節を曲げたり内側にねじる仕事や
足を後ろに伸ばす仕事もしています。
半膜様筋は膝を曲げる時に
「内側半月板」や「後方関節包」が
挟み込まれるのを防ぐことで
膝関節の動きをスムーズにしています。
◆まとめ
長時間デスクワークなど
座りっぱなしで硬くなって
弱くなってしまってるお尻は
ストレッチをしてほぐして
筋肉トレーニングで刺激をいれて
キュっと引きあがったお尻を
手に入れましょう!