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215 牛乳ワールドへようこそ

こんにちは 梶田りえ(かじたりえ)です。

兵庫県の伊丹市で

女性専用のパーソナルトレーニング指導を行っています。

あなたは最近牛乳を
いつ飲みましたか?

私が小学生や中学生の頃は
昼ごはんの時間に
瓶の牛乳を毎回
この牛乳あんまり美味しくないなぁ~
なんて思いながら飲んでいたのを
今でも覚えています。

お母さんごめんよ…

写真の説明はありません。

と、そんななつかい思い出のある牛乳ですが、
今ではいろいろな種類ありますよね。

おっ
今日はこの牛乳がお買い得!
と思って買ったら
おうちで成分表をよくみたら
牛乳じゃなかったぁ…
なんてことありませんか?

そこで今日のテーマは牛乳。

■牛乳ワールド(種類について)

大きく分けると6種類

●牛乳
●成分調整牛乳
●低脂肪牛乳
無脂肪牛乳 
●加工乳
●乳飲料

これは成分表の一番上に書いてある
種類別名称のところを見ると
書いてあります。

 

■牛乳と名乗っていいものは…

「これは、牛乳です!」
と名乗っていいものには
大前提が2つあります。

牛から搾った
「生乳」を使用していること

●成分調整がされていないこと

この2つ。

さらに、
「牛乳」と表示するには
成分の基準があります。

無脂乳固形分:8.0%以上
乳脂肪分
:3.0%以上

これらの基準を
満たしていない場合は

「生乳100%」だとしても
「牛乳」とは表示できません。
Serious Woman Gesturing No or Stop Sign Graphic

おぉ~知ってるようで
知らなかった牛乳ワールドって
結構奥深い…

■牛乳ワールド(比較してみよう①)

それでは、成分を表で比較してみてみましょう。

  無脂乳固形分 乳脂肪分
牛乳 8.0%以上 3.0%以上
成分調整牛乳 8.0%以上
低脂肪牛乳 8.0%以上 0.5%以上~1.5%以下
無脂肪牛乳 8.0%以上 0.5%未満
加工乳 8.0%以上
乳飲料 乳固形分3.0%以上

無脂乳固形分っていうのは
牛乳から水分と脂肪分をのぞいた
後に残る栄養のことです。
「たんぱく質」「ミネラル」
「カルシウム」「乳糖」
などがこれにあてはまります。
牛乳のコクや甘さは
この無脂乳固形分が関係しています。

乳脂肪分は、文字通り
牛乳に含まれる脂肪のことです。
この脂肪が多いと
「コク」や「なめらかさ」が増し
味をまろやかにしてくれます。

■牛乳ワールド(比較してみよう②)

今度は、栄養素を
表で比較してみてみましょう。
(100mlあたり)

成分 カロリー 脂肪 たんぱく質 カルシウム ビタミンD 乳糖
牛乳 約 61 kcal 約 3.5 g 約 3.2 g 約 120 mg 約 2.5 μg 約 4.8 g
成分調整牛乳 約 60 kcal 1-3% 脂肪 約 3 g 約 120 mg 約 2.5 μg 約 4.8 g
低脂肪牛乳 約 50 kcal 約 1 g 約 3.4 g 約 120 mg 約 2.5 μg 約 4.8 g
無脂肪牛乳 約 35 kcal 0 g 約 3.6 g 約 120 mg 約 2.5 μg 約 4.8 g
加工乳 約 60 kcal 1-3% 脂肪 約 2-3 g 約 100 mg 約 1 μg 約 4 g
乳飲料 約 80 kcal 0-2% 脂肪 約 2 g 約 80 mg 約 1 μg 約 6 g

※出典元 日本食品標準成分表2020年版(七訂)

もちろん製造元や商品によって
数値が異なるものもあります。
あくまで目安としてみてください。

具体的な栄養成分は製品のラベルや
メーカーの情報を参照してください。

こうやって表にすると
どう違うかがわかりやすいですよね。

■牛乳ワールド(比較してみよう③)

●牛乳
 乳牛からしぼったままの
 生乳だけを原料にしたもので
 他のものは一切加えていません
 栄養価が自然そのままで、
 たんぱく質やカルシウムが豊富です。

跡豆知識だけど
牛乳のパックに関しては
目の不自由な人が
他の飲み物と区別できるように
500ml以上の屋根型紙パック容器上端部
開口部の反対側に
1カ所の「切欠き」(扇状のくぼみ)が
つけられてるんですよ。
知っていましたか???

ただし任意表示のため
すべての事業者が
つけているわけではないみたいです。
今度売り場で見てみては?

●成分調整牛乳
 生乳から水分や乳脂肪分、ミネラルなどの
 一部の乳成分を取り除いて
 成分調整
した牛乳です。

低脂肪牛乳
 生乳から脂肪分を
 取り除いたもので除去したもので、
 乳脂肪分が0.5%以上1.5%以下のものです。
 低脂肪なのでカロリーが低く
 さっぱりとした味わいが特徴です。
 栄養素(カルシウム、ビタミンなど)は
 ほぼ牛乳と同じです。

●無脂肪牛乳
 生乳からほとんどすべての
 乳脂肪分を除去したもので
 乳脂肪分が0.5%未満のもので
 低脂肪牛乳より
 さらに脂肪分を減らした牛乳です。
 すっきりしていて
 牛乳感が少なく
 水っぽい味が特徴で
 コクもほとんどありません。
 脂肪分がなくても
 牛乳と同じ栄養素を持っています。 

●加工乳
 生乳を主原料にしていて
 脱脂粉乳、クリーム、バターなどの
 乳製品を加えて成分を調整したもの

●乳飲料
 乳固形分のみ3.0%以上とだけ
 決められていて
 牛乳の成分以外の原材料も
 使用が認められています。
 栄養強化でカルシウムや
 鉄分などを加えたもの。
 コーヒー牛乳などは
 これに入ります。

■まとめ

似ているのに
いろいろな種類があって分かりづらい。
そんな牛乳ワールド
少しでもあなたの役に立てたなら
幸いです。

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