こんにちは 梶田りえ(かじたりえ)です。
兵庫県の伊丹市で
女性専用のパーソナルトレーニング指導を行っています。
あなたは最近牛乳を
いつ飲みましたか?
私が小学生や中学生の頃は
昼ごはんの時間に
瓶の牛乳を毎回
この牛乳あんまり美味しくないなぁ~
なんて思いながら飲んでいたのを
今でも覚えています。
お母さんごめんよ…
と、そんななつかい思い出のある牛乳ですが、
今ではいろいろな種類ありますよね。
おっ
今日はこの牛乳がお買い得!
と思って買ったら
おうちで成分表をよくみたら
牛乳じゃなかったぁ…
なんてことありませんか?
そこで今日のテーマは牛乳。
■牛乳ワールド(種類について)
大きく分けると6種類
●牛乳
●成分調整牛乳
●低脂肪牛乳
●無脂肪牛乳
●加工乳
●乳飲料
これは成分表の一番上に書いてある
種類別名称のところを見ると
書いてあります。
■牛乳と名乗っていいものは…
「これは、牛乳です!」
と名乗っていいものには
大前提が2つあります。
●牛から搾った
「生乳」を使用していること
●成分調整がされていないこと
この2つ。
さらに、
「牛乳」と表示するには
成分の基準があります。
無脂乳固形分:8.0%以上
乳脂肪分:3.0%以上
これらの基準を
満たしていない場合は
「生乳100%」だとしても
「牛乳」とは表示できません。
おぉ~知ってるようで
知らなかった牛乳ワールドって
結構奥深い…
■牛乳ワールド(比較してみよう①)
それでは、成分を表で比較してみてみましょう。
無脂乳固形分 | 乳脂肪分 | |
牛乳 | 8.0%以上 | 3.0%以上 |
成分調整牛乳 | 8.0%以上 | ー |
低脂肪牛乳 | 8.0%以上 | 0.5%以上~1.5%以下 |
無脂肪牛乳 | 8.0%以上 | 0.5%未満 |
加工乳 | 8.0%以上 | ー |
乳飲料 | 乳固形分3.0%以上 |
無脂乳固形分っていうのは
牛乳から水分と脂肪分をのぞいた
後に残る栄養のことです。
「たんぱく質」「ミネラル」
「カルシウム」「乳糖」
などがこれにあてはまります。
牛乳のコクや甘さは
この無脂乳固形分が関係しています。
乳脂肪分は、文字通り
牛乳に含まれる脂肪のことです。
この脂肪が多いと
「コク」や「なめらかさ」が増し
味をまろやかにしてくれます。
■牛乳ワールド(比較してみよう②)
今度は、栄養素を
表で比較してみてみましょう。
(100mlあたり)
成分 | カロリー | 脂肪 | たんぱく質 | カルシウム | ビタミンD | 乳糖 |
牛乳 | 約 61 kcal | 約 3.5 g | 約 3.2 g | 約 120 mg | 約 2.5 μg | 約 4.8 g |
成分調整牛乳 | 約 60 kcal | 1-3% 脂肪 | 約 3 g | 約 120 mg | 約 2.5 μg | 約 4.8 g |
低脂肪牛乳 | 約 50 kcal | 約 1 g | 約 3.4 g | 約 120 mg | 約 2.5 μg | 約 4.8 g |
無脂肪牛乳 | 約 35 kcal | 0 g | 約 3.6 g | 約 120 mg | 約 2.5 μg | 約 4.8 g |
加工乳 | 約 60 kcal | 1-3% 脂肪 | 約 2-3 g | 約 100 mg | 約 1 μg | 約 4 g |
乳飲料 | 約 80 kcal | 0-2% 脂肪 | 約 2 g | 約 80 mg | 約 1 μg | 約 6 g |
※出典元 日本食品標準成分表2020年版(七訂)
もちろん製造元や商品によって
数値が異なるものもあります。
あくまで目安としてみてください。
具体的な栄養成分は製品のラベルや
メーカーの情報を参照してください。
こうやって表にすると
どう違うかがわかりやすいですよね。
■牛乳ワールド(比較してみよう③)
●牛乳
乳牛からしぼったままの
生乳だけを原料にしたもので
他のものは一切加えていません。
栄養価が自然そのままで、
たんぱく質やカルシウムが豊富です。
跡豆知識だけど
牛乳のパックに関しては
目の不自由な人が
他の飲み物と区別できるように
500ml以上の屋根型紙パック容器上端部
開口部の反対側に
1カ所の「切欠き」(扇状のくぼみ)が
つけられてるんですよ。
知っていましたか???
ただし任意表示のため
すべての事業者が
つけているわけではないみたいです。
今度売り場で見てみては?
●成分調整牛乳
生乳から水分や乳脂肪分、ミネラルなどの
一部の乳成分を取り除いて
成分調整した牛乳です。
●低脂肪牛乳
生乳から脂肪分を
取り除いたもので除去したもので、
乳脂肪分が0.5%以上1.5%以下のものです。
低脂肪なのでカロリーが低く
さっぱりとした味わいが特徴です。
栄養素(カルシウム、ビタミンなど)は
ほぼ牛乳と同じです。
●無脂肪牛乳
生乳からほとんどすべての
乳脂肪分を除去したもので
乳脂肪分が0.5%未満のもので
低脂肪牛乳より
さらに脂肪分を減らした牛乳です。
すっきりしていて
牛乳感が少なく
水っぽい味が特徴で
コクもほとんどありません。
脂肪分がなくても
牛乳と同じ栄養素を持っています。
●加工乳
生乳を主原料にしていて
脱脂粉乳、クリーム、バターなどの
乳製品を加えて成分を調整したもの
●乳飲料
乳固形分のみ3.0%以上とだけ
決められていて
牛乳の成分以外の原材料も
使用が認められています。
栄養強化でカルシウムや
鉄分などを加えたもの。
コーヒー牛乳などは
これに入ります。
■まとめ
似ているのに
いろいろな種類があって分かりづらい。
そんな牛乳ワールド
少しでもあなたの役に立てたなら
幸いです。