こんにちは 梶田りえ(かじたりえ)です。
兵庫県の伊丹市で
パーソナルトレーニング指導を行っています。
女性の不調の自覚症状の
堂々の第1位の「肩こり」です。
そして女性の肩こり発生比率って
男性の約2倍というデータが出ているそうです。
※詳しくはこちらの厚生労働省の
平成 28 年 国民生活基礎調査の概況をご覧ください。
肩が重くてだるい「肩こり」は、
ひどくなると頭痛まで引き起こすなど
本当にしんどいですよね。
第2位は腰痛です。
これは前回お話しているので
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■肩こりになりやすいメカニズムについて
この辛い肩こりって
どうしてなってしまうのでしょうか?
それは、人間は二足歩行をする生き物である
っていう事が大きな理由の一つにあります。
そのメカニズムについてわかりやすく説明しますね。
二本足歩行をする人間は、
四足歩行から二本足で立った事で
前足が手になった事で
文明を飛躍的に発達させる事ができました。
しかしその結果として
人間は両腕を、首の後ろの筋肉で
吊り下げなくてはいけなくなりました。
腕って約3~5kgぐらいの
重さがあると言われています。
何もしなくてもそれをぶら下げてるって
想像するだけでも
首や肩に負担がかかりやすく
肩こりを引き起こしやすい
って事がわかりますよね。
ついでに言うと、
腰痛を引き起こすメカニズムも同様です。
二足歩行する事により
上半身の重量をがっちりと
受け止めてくれているのが
骨盤や腰椎などの腰周辺です。
重力に負けないように上半身を
倒れないように支え続けています。
だから人間は立っているだけ、
座っているだけでも肩や腰の筋肉に
負担がかかっているんですね。
腰や首って頑張ってるんですね。
ありがと~って言ってあげたい・・・
■肩こりを引き起こす様々な原因
メカニズムがわかりましたが、
それでも肩こりがある人と
ない人がいますよね?
それってどうしてなんでしょうか?
それは生活習慣も大きな要因の一つです。
頭の重さは約5kg近くあると言われて
その重い頭を細い首が支えています。
さらに片方約3~5kg前後もある
両腕の重さが肩に集中している事を考えれば
肩こりは誰にでも起きやすい症状なんです。
そこにデスクワークなどの
同じ姿勢で長時間パソコンで
作業をすることによって、
首や肩の筋肉が疲労して
肩こりが起こりやすくなります。
デスクワーク中に作業に夢中だったり
スマホをチェックしているときの姿勢って
画面に集中して前かがみの姿勢になり
猫背になりやすいです。
前かがみの姿勢というのは、
筋肉に負担がかかりやすくなり、
コリや痛みに繋がります。
それだけではありません!
肩甲骨は外側に引き離されて
上の方に引き上げられた状態になります。
その結果、肩甲骨周囲に付着する筋肉は
つねに緊張状態に陥ります。
緊張状態になると血管が圧迫されて
血行が悪くなります。
そうすると疲労物質が溜まりやすくなり
肩こりを引き起こします。
疲労物質を解消せずにそのまま溜め込んでしまうと
さらに痛みやこりがひどくなっていきます。
肩こりは、胸椎も大きく関係しています。
背骨の大部分を占める胸椎(背骨の胸部分)
の動きが硬くなると
動くべき胸椎が動かない事で
本来動くのがあまり得意でない首や腰の骨に
負担がかかり、肩こりを引き起こします。
固まってしまっている胸椎(背骨の胸部分)や
筋肉を緊張状態から解放してあげるストレッチは
肩こりを改善する方法の一つです。
おすすめのストレッチの
一例をご紹介します。
まずは下の動画をご覧ください。
やってみると分かると思いますが
なかなか上を向くのって難しいなって
気が付くと思います。
それって胸椎の硬さなんですよ。
継続する事で身体は必ず答えてくれます。
簡単なので是非やってみて下さいね。