こんにちは　梶田りえ（かじたりえ）です。

兵庫県の伊丹市で
パーソナルトレーニング指導を行っています。

あなたはペットを飼っていますか？
私は先日まで飼っていました。

ペットを飼うということは、悲しいけれど
いずれ別れのときが来るということ。
頭では理解していたとしても
いざ現実に起こってしまうと
その悲しみや喪失感は計り知れません。

実は、てんてんは無くなる三年前に
三半規管の不調で
立ち上がれなくなったことがありました。

その時、もしかしたら死んでしまうかも？
と覚悟していたのですが
てんてんはラッキーな事に
ちゃんと回復してくれました。

今まで毎日のように仕事をしていたので
ほとんどてんてんと過ごすことが
朝晩の少しの時間しかなかった私は
出来る限り、てんてんと一緒に
過ごす時間を大切にしたいな
って思った矢先にコロナウィルスが蔓延して
世の中がガラッと変わりました。

だけど、そのおかげで
私はてんてんと一緒に
たくさんたくさん過ごすことが出来ました。

■ペットが亡くなった後の精神状態について

家族同然のように過ごしてきたペットが
虹の橋を渡ってしまった後の喪失感と空虚感は
相当なもので、なにをしていても涙が止まらない。
電車でぼぉ～としていても
自然に涙があふれ出るし
心がずたずたに切り裂かれたような状態でした。

こんな私の状態は一般的にペットロスと言われ
愛着対象であるペットを
死別や別離で失う事に伴う
一連の苦痛に満ちた深い悲しみや
悲哀の心理過程の事を言います。

一人では抱えきれない感情を
私の場合はたくさんの友達に電話で話をして
支えてもらいました。

何もやる気も起きないし
何も食べる気にならない。
だから、やる気が起こる事は
てんてんに関する事だけ。
てんてんを埋葬する為の段ボールの箱を
一晩中切り貼りしながら作成しました。
お手紙も…

てんてんとの記憶を忘れないように
時系列でパソコンに打ち込んでいきました。

てんてんは何をしていたとか
てんてんの状態とか
何を食べたとか…

そしてインターネットで同じような状況にある人が
なくなった自分のペットに向けて
今の気持ちを書き綴るサイトを見つけて
いろんな人の気持ちを知る事が出来ました。
みんな同じように辛い思いをしてるって…

それから携帯に入っている写真を
出来る限り全部パソコンにバックアップして
それを写真に現像してアルバムを作成しました。
全部で648枚。
それでも古すぎる携帯の写真は現像出来なくて
こまめに現像してなかった自分を
すごく後悔しました。

てんてんの為のCDも作成しました。
あとはSNS投稿もてんてんの写真をもとに
投稿は続けました。
てんてんの画像を日々見返す事で
すこしずつ心が整理されていくようでした。

てんてんのしっぽと手の骨を
ペンダントに入れていつも身につけています。

こんなのする人がいるのかな？
って思っていたけど
これがあるだけで少し心が強く保てます。
考えた人はきっと大切なペットを亡くした
そんな人なんだろうな…。
その状況にならないと分からない気持ちって
あるんだなって思いました。

そして骨壺は私のお母さんと一緒に選んだ
白のもふもふした可愛いケース。

これを抱いてるとまるで、
てんてんの頭をなでているかのような
そんな錯覚に陥るんです。

■ペットをなくしてしまった人のこれから

大切なペットを失ってしまうと
もう二度とこんな思いをしたくないと思う人。

すぐにこの喪失感を埋めるかのように
すぐに新しい子を迎え入れたいと思う人。

両方のパターンのありますよね。
私は後者でした。
家に帰るのがいやで
一人の時間がつらすぎて
てんてんの生まれ変わりを見つけたくて
てんてんを買ったブリーダーさんを探したり
てんてんの血統証からその血縁を探したり
いろいろしたけど見つける事が出来ませんでした。

そこでネットでブリーダーさんが集まるサイトで
気になったのがこの子でした。

焦っているわけではないので
見に行ってフィーリングがあわなかったら
やめようと思っていましたが
いざ会いに行ってみると
可愛くて即決で一緒に帰ってきました。

それが【ちゃん】です。

お父さんとお母さんの写真をみせてもらったら
お母さんがてんてんにそっくりだったんです。
びっくりしました。

2023年2月11日生まれの
男の子。
色はシルバーダップル

ちゃんはまだ3か月なので
人間でいれば5歳くらい。
まだまだ赤ちゃんでこれからが大変。
夜はぎゃん鳴きするし
いろんなものはカジカジするし
とっても元気な男の子。

ちゃんも新しい環境で
なれるのが大変だと思うけど
犬の時間は人間の何倍も速く進んでるから
出来るだけ幸せな時間を
たくさん過ごしてもらいたい。

てんてんはしつけしなくても
ちゃんとできた子だけど
ちゃんはこれから。

時折、てんてんに会いたくて
涙が止まらなくなるけど
ちゃんの存在は大きい気がする。
いう事聞いてくれなくて
心が大嵐の海の様になる時もあるけど…

ちゃんが来ても
てんてんの骨壺を抱いて寝る私の習慣は
いまだ健在のまま
てんてんに話しかけて寝るのが
私の一日の最後のルーティーン。

てんてんは本当に神様がくれた
てんからの贈り物。

■ペットをなくしたあなたに読んで欲しい詩

最後にお友達が教えてくれた【虹の橋】という詩です。
これを読んだとき
号泣してしまったけど
少し心が救われるような気持になった詩です。　

天国へ行く道の手前に
虹の橋と呼ばれる場所があります。
地上で愛されていた動物は死を迎えると、
虹の橋に向かうのです。

そこにはたくさんの草地や丘があり、
豊富な食べ物や水、日光の光があり、
動物たちは走り回って
楽しく過ごすことができます。

病で不自由な身体になったり
年老いたりした動物たちは、
ここでは健康になって元気になります。

動物たちは満ち足りて幸せなのですが、
ひとつだけ不満があります。

それは、自分を愛してくれた人と
会えなくて寂しいことでした。

しかし、ある日、
一匹が突然立ち止まって遠くを見つめました。

瞳はきらきらと輝き、
身体は喜びで震えています。

突然、彼は仲間たちから離れ、
緑の草の中を走りだしました。

彼はあなたを見つけたのです。

そして、再開した彼とあなたとは抱き合います。
二度と離れることはありません。
幸福のキスがあなたの顔に降り注ぎます。
あなたは彼の頭をなで回します。

あなたは彼の瞳をもう一度覗き込みます。
その瞳は、あなたがずっとずっと
忘れることのなかった瞳です。

それから、あなたと彼は
一緒に虹の橋を渡って行くのです。

大切なペットを亡くされて
辛い思いをしているあなたが
少しでも安らかな気持ちになれますように…