1. エネルギー源
2. 体温維持
3. 臓器の保護

これらが主な中性脂肪の仕事です。

■中性脂肪とコレステロールは別物？

血液中に含まれる脂質には
中性脂肪だけでなくコレステロールなども
存在しています。

中性脂肪は必要に応じて
分解されてエネルギーとして
利用されます。
しかし、摂取エネルギーが
消費エネルギーを上回った時は
余ってしまった中性脂肪が
皮下脂肪や内臓脂肪として貯蔵されます。

コレステロールは
細胞をつくる重要な構成成分です。
その他にも、ホルモンや胆汁酸の材料にもなります。

コレストロールは
「LDL（善玉コレステロール）」
「HDL（悪玉コレステロール」
に分かれます。

・LDL＝全身にコレステロールを届ける宅急便

・HDL＝いらなくなったコレステロールを
細胞から集めて肝臓にとどける回収車

中性脂肪とコレステロールは
別の物質です。

■中性脂肪やコレステロールが高いと…

身体にとって重要な働きをしている
中性脂肪やコレステロールですが、
どうして数値が高いと良くないのでしょうか？

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中性脂肪の基準値は30～149㎎/dl（空腹時）
とされています。
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中性脂肪の数値が高くなりすぎると
小粒子高密度LDL（スモールデンスLDL）の増加が
起こって、悪玉コレステロールのLDLの性質を
より悪玉に変えてしまい善玉コレステロールを
減らしてしまいます。
また、
中性脂肪が多いと心筋梗塞などの
動脈硬化の原因となります。
中性脂肪が著しく高い場合には、
急性膵炎のリスクも高くなります。
しかし、中性脂肪が少な過ぎるのも良くありません。
中性脂肪の数値が29ml/dl未満の方は
注意しましょう。

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HDL善玉コレステロール基準値は、
40mg/dL以上とされています。
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この数値が低いと
低HDLコレステロール血症と言われて
脂質異常症が疑われます。

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LDL悪玉コレステロールの基準値は
120mg/dL未満です。
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脂質異常症といわれる境界線は、
LDLコレステロール値が
140mg/dL以上といわれています。

動脈硬化の進行する危険性が高くなります。
心筋梗塞や脳梗塞になる危険性も高くなりあ
急性動脈閉塞症のリスクも高まります。

■中性脂肪やコレステロールが高くなる原因とは

●生まれつきコレステロール値が
高くなりやすい体質の人もいます。
体質的に脂肪の代謝が悪かったり、
肝臓に取り込めるコレステロールの量が
そもそも少なかったりすると、
数値が高くなりやすくまります。

●遺伝も原因のひとつです。
家族の中に、コレステロール値の高い人が
いる傾向があります。

●食生活の乱れから
摂取カロリーが多すぎる

●アルコールを飲む機会が多い

●運動不足

●女性の場合は閉経すると
コレステロール値が上昇する傾向があります。
悪玉コレステロールの増加を抑える
女性ホルモンのエストロゲンが低下し
閉経のタイミングで欠乏するためです。

などが主な原因です。

■中性脂肪やコレステロールを減らすためには

●毎日とる食事を改善していきましょう。

・植物性たんぱく質：大豆、豆腐
・食物繊維：海藻、キノコ
・青魚
・緑黄色野菜やナッツ類

これらを中心に適量を食べるようにしてみて下さい。

●ジョギングやウォーキングなどの
有酸素運動が効果的です。

●ストレスを貯めこまない為に
　解消する方法を見つけましょう。

食生活の改善や運動
ストレスを溜めないことが
中性脂肪やコレステロール値の減少につながります。
コレステロール値が上がると、
脳卒中・心筋梗塞などの
病気にかかる可能性が高まります。

今からでも大丈夫！

日頃から規則正しい生活を心がけて
定期的な健康診断を行い
素敵なアラフォーライフを送っていきましょう♪